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(みつばちプロジェクト)
 豆鹿(マメロク) 〜奈良の風が吹き抜ける和カフェ〜
みみよりアーカイブ > Cafe&Restaurant >豆鹿

 「豆鹿(マメロク)」は、店主の方の事情により残念ながら閉店しました。
  またいつかどこかで始められるのではと、期待してやみません。

●奈良から久我山へ

とある夏の日の午後、奈良生まれ、奈良育ち、という店主の方にお話を伺いました。

子どもの頃から食べることが大好きで、お店をやりたかったそうですが、数年前に奈良から東京に来る縁があったのをきっかけに、東京の杉並区、久我山でカフェを始めることになりました。

「豆鹿(マメロク)」をスタートさせるにあたり、奈良の良いところを伝えるカフェにしたいとう気持ちから、まず決めたのは、わらび餅をメニューの柱に据えること。奈良の食べものといえば、“わらび餅”と“そうめん”だそうです。

しかし、開店当初、お客さんの反応はいまひとつだったとか。
「遠巻きに見ているようでした」と店主の方は笑います。
そこで、メニューの数を増やし、ランチに一口わらび餅を付けるなどして工夫した結果、東京の人、久我山の人にも受け入れられていきました。

奈良では、ちょっとしたおやつに、わらび餅を手づくりして食べることも、そんなに珍しいことではありません。ただし、それはつくりたての美味しさ。カフェでメニューにのせるためには、注文があったときにいつでも提供できるという厳しい条件が加わり、工夫が必要でした。
もちろん味の探求も欠かせず、各地のわらび餅をひたすら食べ歩き、そして、今のわらび餅に至りました。

奈良には、目標としていたお店があったといいます。そのお店は、わらび餅の味、店内の雰囲気、ともに、なんともいえず良かったそうです。そのお店は閉店になってしまったそうですが、常に「豆鹿」の目標となり、現在では、少しだけ近づけたかなといいます。

なお、久我山の地を選んだのは、閑静な住宅街が、ちょっぴり奈良を思い起こさせるから、というのも理由のひとつだとか。

「豆鹿」といえば「わらび餅」。なんと国産わらび粉が100%。美味しい加賀棒茶付きです。

 

 

入口にかかる奈良晒。やさしい奈良の風が店内を吹き抜けます。

ここにも鹿。あそこにも鹿…。写真(上)は五色鹿と呼ばれている手づくりのもの。

●ちょこっと気になるモノいろいろ

店内には、店主の方のセンスの良さが垣間見える、ちょこっと気になるモノが散りばめられています。

入口にかかっているのは、麻からつくられている奈良晒(ならざらし)。
棚には奈良晒の手ぬぐいも展示販売されています。室町時代からという歴史ある“奈良絵”の扇子や奈良の赤膚焼(あかはだやき)が飾られていますし、そして、お客さんからのプレゼントも含め、繁殖している鹿、鹿、鹿…。

奈良出身の作家さんのモノや、奈良の土産モノなどで、全国的には知られていないものの、素敵なモノも多いといいます。
ただ、以前は良かったモノでも、いざお店で販売しようとあらためて奈良を訪れてみると、代変わりして質が落ちてしまったモノもいくつかあったとか。そんなときには、販売するのをあきらめたとおっしゃるところに、あくまで良いモノを紹介したいという姿勢が伝わってきます。

そして次第に、カフェが、“奈良”という、ひとつのまとまりになっていきました。
カフェの名前も、もちろん、奈良で神様の使いとされている鹿にちなみ、それに、小さい空間という意味を込め、さらに、店主ご自身が小さかった頃におばあちゃんに「マメ」と呼ばれていたということも加え、決めたそうです。なお、実際に豆鹿(マメジカ)と呼ばれる鹿もいるとか。

●からだにもこころにも心地よいメニュー

お話を伺ったのは夏でしたので、夏メニューになりますが、メニューを見てみると、「自家製わらび餅(ほうじ棒茶付)」(700円)はもちろん、「自家製和三盆糖アイスクリーム」(500円)、「自家製梅ジュース、ソーダ」(500円)、「桃ジュース」(400円)、「奈良県産紅茶」(450円)、お食事の「おにぎりプレート」(900円)など、心ひきつけられる文字が並びます。
夏以外には、温かいそうめんの、「にゅうめん」もおすすめです。

メニューの下には“マメロクでつかっているもの”というメモ書きがあり、カフェで使っている主な食材が列挙されています。
そこからは、良質な食材が使われているということが伝わってきます。ごく一部をのぞき、ほとんどが国産の食材でまかなわれていて、うれしい限りです。
このような姿勢が、押しつけがましくなく感じられるところに、「豆鹿」の心地よさがあるとも言えるではないでしょうか。
さらに聞くと、店主ご自身が、日頃、自らの食事で使っている食材、というところにも、安心感を覚えます。

ところで、“コーヒーはないのですか”とよく聞かれるそうですが、タバコとは切り離せないものだと考えていたコーヒーは、その炒れ方まで研究したものの、お店を禁煙にするために、メニューに載せなかったとのことです。

夏のおすすめ、「冷やしぜんざい」。赤米、大麦、緑豆、レンズ豆入りの白玉ぜんざいです。冬には温かいおしるこも。

加賀ほうじ棒茶を注文するとお茶受けに付いてくる「福だるま」クッキー。右下は、お勘定を運んできてくれる?かわいらしい鹿。

 

心地よい空間です。ゆるりとお過ごし下さい。

●久我山を楽しむカフェとして、
  奈良を味わうカフェとして…

今では、すっかり久我山の地になじんできた「豆鹿」。カフェの店内に飾られているものは、お客さんが持ってきたものも多いということからも、お客さんに愛されているということがわかります。

当初は、店主ご自身と共通の感覚を持つ、同年代の限られた層のお客さんが来るのではないかと予想していたそうですが、実際にオープンすると、地元のいろいろな方が訪れ、年齢層もばらばらで、予想は見事に外れたそうです。

お話を伺っているときにも、常連だという年配の女性が、ちょっと立ち寄り、店主の方に何かおすそわけのようなものを渡したかと思うと、笑顔で出て行かれました。
リピーターのお客さんたちを思い浮かべると、年齢層はまちまちでも、同じようなものが好きという感覚が感じられるそうです。

また、「豆鹿」では、ときどき豆イベントも開催されていて、山野草のコケ玉教室、朝の茶がゆの会、などが催されています。これからも、カフェを通じ、いろいろな人とのつながりから、様々な豆イベントが開催されていくのではないかと楽しみです。

吉祥寺から井の頭線の急行で1駅目。久我山駅北口から小さな商店街の坂道を上り、上りきったあたりのT字の角を左折してすぐ。駅から徒歩2~3分の近さです。

陽気のよいときには、入口の扉が開け放しになり、店の奥の扉から吹き抜ける風に、奈良晒がゆれます。入口近くの席からは、わずかながらも、空の広がりを感じることができ、静かな久我山の時間を楽しみながら、奈良を味わうことができます。


     

 

 「豆鹿(マメロク)」は、店主の方の事情により残念ながら閉店しました。
  またいつかどこかで始められるのではと、期待してやみません。

 

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