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(みつばちプロジェクト)
 HANEHANE(はねはね)
    〜子どももおとなもにっこりの優しいカフェ〜
みみよりアーカイブ > Cafe&Restaurant >HANEHANE

 「HANEHANE(はねはね)」は、残念ながら2011年8月に閉店しました。

●2人のつくり手

西武新宿線の井荻駅南口から、新宿方向へぶらぶらと2分ほど緑道を歩くと、小さなカフェ「HANEHANE(はねはね)」に着きます。
陽気のよい季節には、心地よい風が通り抜けるかのように、緑道に向かって入口の扉が開け放たれています。

誘われるように中に入ると、入口正面に、美味しそうなクッキーたちが、ガラスケースの中でにっこり微笑んでいます。さらにカウンターの上では、これまた美味しそうなパンたちが笑っています。

これらのスイーツやパンは、2人の優しいつくり手から生まれたもの。
そのつくり手は、くらうちなほこさんと、はまはしみほさん。

ランチは、パンとおかずを組み合わせたプレートになっていますが、週ごとに、パンづくりと、おかずづくりを交代するのだそうです。

どちらか一方だけをずっと分担するというのではありません。役割を交代しながら、まるで、2つの個性という流れが渦をつくりながら、ひとつのカフェという自然な流れをつくっているかのようです。

パンはイーストだったり、天然酵母だったり…、種類のバリエーションも豊富。
なほこさんのご自宅の庭で穫れたブドウから起こしたという、ブドウ酵母のパンが登場したこともありました。

どちらかというと、なほこさんが洋のおかずが得意で、みほさんが和のおかずが得意だったり…。
さらに季節の変化が加わり、ランチの組み合わせはいろいろ。

小さなカフェで、その日にあるパンの種類は決して多くなく、ランチも1種類のみですが、川が同じように見えても同じ流れは決してないように、何度訪れても楽しいのです。

緑道に面し、ロケーションも心地よいカフェ。井荻駅から歩いてすぐです。

 

 

この日のパンのひとつはティータイムブレッド。
なほこさんの作。

そのときどきの旬の食材を生かした、野菜中心の日替わりランチです。

●本日のおひるごはん(ランチ)

とある日の「本日のおひるごはん」は…

  ・グリーンボールとベーコンのスープ
  ・さつまいもと八ヶ岳の白菜のおから合え
  ・かぶとかいわれ菜のサラダ
  ・ふすま入りパン

以上で500円です(飲み物は別)。
量は少なめですが、もう少し食べたい方は、その日にあるパンをその場で頂くこともできますし、トースト(ジャムやハチミツなどを選べます)を追加することもできます。少ない量でよい人にも、いっぱい食べたい人にも、ありがたいごはんです。

「本日のおひるごはん」は日替わりですので、みほさんがおっしゃられるように「毎日お母さんがつくるようなごはん」。メニューにしたがって用意するごはんというのではなく、その日に“何にしようかなあ”と考えてつくってくれるようなごはんです。
長野で野菜を栽培しているという、みほさんのお父さんから野菜がどーんと届き、その美味しい野菜がたっぷり使われることも多いとか。

おひるごはんの組み合わせは、パンとおかずを基本にしながら、季節によっても変わり、秋冬は、スープがつくことが多いようです。おかずの1品がデザートになることも。

外食すると「美味しいけれど疲れちゃう味が多い」というみほさん。うなづかされます。
そして「本当に自分が食べたいものをつくっていきたい」と話してくれました。

特にベジタリアンメニューはありませんが、野菜中心のメニューになります。肉や魚は、例えばアンチョビやツナ、ベーコンなどを、アクセントのように使ったりするそうです。卵焼きがつくこともあります。味付けはシンプルにしようと心がけているとのこと。

準備さえ整っていれば早い時間でも、売り切れでなければ遅い時間でも、時間帯にかかわらず「本日のおひるごはん」を頂けるそうです。なお、飲み物は、おひるごはんと一緒に注文すると100円引きになります。

●人とのつながりから生まれたスイーツも

お店の入口に並ぶクッキーも、訪れる度に、少しずつ変わっています。
夏には、バジル風味のトマトクッキーがお気に入りでしたし、ミントでアイシングしたブラウニーという、個性豊かなスイーツに出会えたときもありました。

地域の生産者とのつながりも大切にしています。
つくり手マーケットというマーケットを通じて知り合ったのは、すぐお隣の練馬でハチミツを採る本橋さんという方。練馬のハチミツだけでなく、国産のハチミツを各種扱っているため、その味と香りの違いを生かし、使い分けながら、スイーツづくりに使っています。
マーケットでは、「ハニー・クリンクル」(クッキー)、「かすてら」、「蜂の巣ケーキ」、「はちみつかたぱん」を出品しました。

また、世田谷で製粉所を営む島田製粉所さんからは、煎りたて挽きたてのはったい粉を仕入れ、パンやクッキーに使用したりします。

クッキーやケーキなどのスイーツも、1日に限ってみれば種類はそれほど多くありませんが、全体のバリエーションが豊かで、ときどき遊び心も加わり、行く度に楽しみです。

ドリンクも季節などで変わります。夏には自家製ジンジャエールが登場したり、フレーバーティ(紅茶)の内容も変わります。
コーヒーはペルーのフェアトレードのもの。
ココアのオレンジ風味、ミント風味もおすすめ!

マーケットで好評だった「蜂の巣ケーキ」が形を変えて登場。自家製のカッテージチーズが使われているとか。

静かなときも、にぎやかなときも、あたたかく包んでくれる店内です。

●親子でもゆったりできる優しいcafe

なほこさんもみほさんも、自らお母さんであるため、お子様連れのお客さんには、とても心地のよい、そしてまた心強いカフェになっています。

ベビーカーで入れることはもちろん、決して広い店内とはいえないながらも、おむつ替えや授乳ができるコーナーがあるのです。
お店の前は車の通らない緑道となっているため、子どもたちのよい遊び場となっています。

親子のお客さんだけでなく、ふらっと1人で訪れるお客さんも多いそうです。
どなたでもあたたかく迎えてくれる優しいお店で、近所にぜひとも欲しいカフェです。

ガラス作家の方から引き継いだカフェであるため、窓ガラスや電灯、食器など、店内のところどころにその面影が散りばめられ、落ち着いた雰囲気を醸し出しています。
縁のあった作家さんたちの小物や、地元で陶芸をされている方の作品も並べられ、気に入ったものが見つかれば、購入することもできます。

また、毎月発行される『エホン便り』と、ご自由に手にとって頂ける絵本や読み物のコーナーもあります。

なほこさんとみほさんがカフェを引き継いだのが2007年春とのことですが、今後、「HANEHANE(はねはね)」がどのような流れを生んでいくのかとても楽しみです。


     

 

 「HANEHANE(はねはね)」は、残念ながら2011年8月に閉店しました。

 

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